みなさんこんにちは。まるちゃんです。
今回は、クラシックシェービングの具体的なやり方について紹介していきたいと思います。
まず初めに断っておきたいのは、クラシックシェービングのやり方については、各々こだわりがあり、正解はないということです。
ですから、ごく基本的なことを抑えつつ、普段私が行っている方法を紹介することで、みなさんにクラシックシェービングへの第一歩を踏み出すハードルを下げたいと考えています。
それでは早速始めたいと思います。
いつやるか?
私は、夜の入浴時にひげ剃りをしています。
私のひげは、太さは人並みで量は少なめ。
肌は特に強くも弱くもなく、荒れているといったこともありません。
そのため、夜の入浴時に剃っておけば翌日の夜まで綺麗な状態が保てるのです。
私は朝のんびりしたいので、そのタイミングで剃っていますが、このあたりは、それぞれの好みでよいと思います。
顔を温める
よく言われることですが、ひげは乾いた状態だと銅線くらいの固さががあるそうです。
そのひげを剃りやすくするために、柔らかくする必要があります。
床屋さんで顔に蒸しタオルを乗せるのはそのためなんですね。
家でも水で濡らしたタオルを電子レンジで温めると蒸しタオルができますので、それを使って床屋さんのように顔を蒸らしてもよいでしょう。
私はシャワーや湯船で顔を温めた後、洗面所でシェービングをしています。
ひげ剃りだけするときには、洗面所の蛇口からお湯を出して長めに顔を洗っています。
自身の経験として、クラシックシェービングを知る前、横着をしてひげを柔らかくせずにT字カミソリで剃っていました。
思い返すと確かに、ひげが金属の線のように固かったことを覚えています。
そのときには、何の疑問も持ちませんでしたが、いまになってみると“なんと無謀なことをしていたのか”と反省しています。
そんな経験を踏まえた上で、みなさんには、今紹介したような方法でひげを柔らかくしてからシェービングすることをオススメします!
シェービングブラシで石鹸を塗る
シェービングブラシで石鹸やシェービングクリームを泡立てることを、ラザリングといいます。
そのやり方は様々で、専用のシェービングボウルやカップで念入りに泡立てたり、シェービングブラシを使い顔や手のひらの上で泡立てたりします。
実用的なことだけをいえば、石鹸やシェービングクリームを顔に塗るだけで問題なくひげ剃りはできますが、フワフワの泡を作って顔に塗るときの満足感も確かにあります。
余裕ができたらそれを追求するのも、道楽の一つでしょう。
私の場合は、お湯でシェービングブラシを濡らし、ボウルに入った石鹸をつけて顔に塗っていくのですが、使っている石鹸があまり泡立たないものなので、泡立てることにはあまりこだわりはありません。
シェービングする
顔全体に塗ったあと、剃っていきます。
剃る際に気をつけることは3点。
皮膚を伸ばすこと、力を入れずカミソリの重さで剃ること、ひげの生えている向きを考えて剃ることです。
1つ目の皮膚を伸ばすことですが、皮膚がたるんだ状態だとカミソリの刃で皮膚を傷つけてしまいます。
そのため、指で皮膚を引っ張って張りを持たせることが大切です。
また、ホホやアゴなど骨の部分は剃りにくいため、皮膚を引っ張ってずらすことで上手に剃ることができるようになります。
2つめの力を入れずカミソリの重さで剃ることについて説明します。
カミソリを強く皮膚に当てると皮膚を傷つけてしまいます。
金属でできたカミソリは重さがありますので、その重さで剃るとちょうど良い具合の力加減になります。
最後に、ひげの生えている向きを考えて剃ることについてです。
ひげは人それぞれ、また場所によって生えている向きが違います。
ひげの生えている方向に向かって剃ると、抵抗は少なく皮膚を傷つける心配は少なくなりますが、深剃りはできません(順剃りといいます)。
反対にひげの向きと逆に向かって剃ると、抵抗は大きくなり皮膚を傷つける心配が大きくなりますが、深剃りすることができます(逆剃りといいます)。
また、生えている方向と交差するように剃ると、それらの中間の結果となります(横剃りといいます)。
一般的には、まず初めに順剃りや横剃りである程度剃った後、残ったひげを逆剃りで剃っていくのが良いとされています。
綺麗に剃り上げることができたときの達成感は格別のものがありますし、自分の技術が上がっていく楽しみもあります。
この工夫の余地があるという点が、好きな人にはたまらないんです。
以上がシェービングの際の注意点ですが、参考に私のやり方を紹介したいと思います。
私は顔全体を剃るのが好きですが、その理由として、産毛や古い皮膚が剃れ、見た目がスッキリするからです。
まず初めに額、ホホ、鼻、首回りの産毛を簡単に剃り、それからひげに取りかかります。
まずアゴ周りから、順剃りと横剃りの後、逆剃りを行い、口の上の部分も同様に行います。
最後に鏡を見たり、手で撫でたりして剃り残しがないかチェックし、あれば逆剃りで綺麗に仕上げます。
アフターケアについて
剃り終わった後は、顔に残った石鹸やシェービングクリームを洗い流しますが、その後のアフターケアについては本当に人それぞれだと考えています。
私自身、以前は“何もしないのがナチュラルで良い”と考えていましたが、現在は皮膚のメンテナンスのため全身に使えるオイルを塗っています。
特に何もしなくても問題ありませんが、ここもまた工夫の余地があるところですので、楽しみながらいろいろと試してみるのも楽しみの一つだと思います。
今回は、クラシックシェービングの具体的なやり方について紹介しました。
みなさんも遊び感覚で楽しんでみてください。
それでは次回も楽しみにしていてください。
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