筆記具の魅力4(万年筆のキャップと吸入方式について)

筆記具

 みなさんこんにちは。まるちゃんです。

 今回は、前回に引き続き万年筆の選び方について書いていきたいと思います。

 早速、始めたいと思いますのでお付き合いくださいね。

キャップの方式

 万年筆のキャップの方式は、主に2種類

 くるくる回してつけ外しする「ネジ式」と、サインペンのようにカチッと付け外しする「嵌合式(かんごうしき)」があります。

 いかにも万年筆らしいといえるのがネジ式かもしれません。

 音がしないのが高級感を感じさせます

 嵌合式はカチッという音がするのですが、それをどう感じるかは人それぞれです。

 利点としては、すぐに取り外すことができるので、書きたいと思ったときに素早くキャップを外して書き始めることができることが挙げられます。

 とはいえ、ネジ式もつけ外しにそこまで時間がかかるというほどではありませんので、一度、使う場面を想定して店頭で試してみるとよいと思います。

 ゆったりと手紙や日記を書きたいという場合には、ネジ式のキャップを回しながら気分を高めても良いでしょう。

 思い立ったときすぐにその内容を紙に記したいという場合には嵌合式がよいかもしれません。 

吸入方式

 万年筆は、インクを使って書きますが、そのインクの吸入方式は、「吸入式」「両用式」「カートリッジ式」の3種類があります。

 万年筆のインクというと瓶にペン先を浸けて吸い込むというシーンを思い浮かべる方も多いと思います。

 それできるのが、「吸入式」と「両用式」のものです。

 「カートリッジ式」は、カートリッジというインクの入った部品を万年筆の軸の中に入れ、その中のインクがなくなれば取り替えるというものです。

 カートリッジは、持ち運びも容易で、インクがなくなれば取り替えるだけなので、外に持ち運ぶ場合に便利です。

 「両用式」は、カートリッジと瓶に入ったインクの両方が使えますが、瓶のインクを使うときにはコンバーターという部品を買う必要があります

 コンバーターは、中が空洞になっているネジがついたカートリッジのようなもので、ネジを回して瓶からインクを吸い上げるという仕組みになっています。

 コンバーター自体の価格は安いので気にすることはないと思います。

 こんな風に書くと、“「両用式」を買っておけば間違いないんじゃないの”という声も聞こえてきそうですが、ここがモノ選びの面白いところ。

 万年筆は、インクの種類を変える際、一度洗浄液や水などでそれまで使っていたインクを洗ってから新しいインクを使う必要があります。

 そうしないと色が混ざってしまいます。

 そのため、両用式でもカートリッジとコンバーターを取り替える際には、一度洗う必要があるんです。

 その点を考慮して選ぶ必要があります。

 とはいえ、“瓶とカートリッジの両方を試してみたい”、“どちらが自分の使い方に合っているかわからない”という方にはオススメです。

 なお、カートリッジはメーカー専用のものを使う必要があるのに対し、瓶のインクはメーカー専用のものを使うように推奨されているものの、あくまで自己責任ではありますが、他社のインクを使うことができます

 カートリッジのインクは色の数がもともと少ないのに対し、瓶のインクは専門のメーカーもあったり、純正のものもたくさんの種類があるので、そのなかから選ぶ楽しみがあります

 私自身は、プラチナの万年筆にペリカンのエーデルシュタインというシリーズの青系のインクを使っていますが全く問題はありません

 最初は心配でしたが、“もし合わなければ洗えばいいや”と思い、試してみました。

 インクの色ももちろん気に入っていますが、一番の決め手は瓶のデザイン

 置いてあるだけでインテリアになるくらい格好いいんです。

 インクについてはまた今度書いていきたいと思いますのでここまでにします。

 今回もここまでお付き合いいただき、ありがとうございました。

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