筆記具の魅力5(万年筆のメンテナンスと使用上の注意点)

筆記具

 みなさんこんにちは。まるちゃんです。

 今回は、万年筆を使ったことがないという方が一番気になるところかもしれない、メンテナンスや使用上の注意点について書いていきたいと思います。

 初めに結論から言うと、筆記具として普通に使っていれば全く問題なし、ということです。

 これから万年筆を手に入れて使ってみようと考えている方が、いろいろなサイトや本で調べると、多くの情報にあふれているため、使うにはいろいろ面倒だと感じてしまうのではないでしょうか

 自分も初めて本格的な万年筆を購入する際には、随分と心配したことを覚えています。

 どんなことでも初めてのことは、不安を感じるのは誰でも一緒です。

 けれども、“やってみたら意外と簡単だった”などということは、誰にでも一つや二つあるのではないでしょうか

 新しいことを経験するのは、新たな視点を得ることもできますし、楽しいことでもあります

 そんなことを皆さんにも経験してほしくて、微力ながらお手伝いができれば、という思いでこのブログを書いています

 前置きが長くなってしまいましたが、本題に移りたいと思います。 

メンテナンスは特に必要なし

 まず、メンテナンスですが、特に必要ないと考えています

 実際、私も数年間、プラチナの万年筆にペリカンのインクを入れて使っていますが、特にメンテナンスをしていませんし、それで問題もありません

 “使うことがメンテナンスだ”などと言われます。

 私もそのとおりだと思っています。

 確かに使わずにしばらく置いておくと、ペン先のインクが乾いて書き始めにインクが出ないということになります。

 しかし、紙の上でペン先を滑らすことでインクが出てきます

 私も1~2週間使わずインクが出なくなることもあり、そんな風にして解消しているのですが、全く問題なく使えています。

 もし、今述べたような方法を試してインクが出ない場合にも、水に浸けておけば水溶性のインクは溶けるので、乾かせば元通り綺麗になると考えていますので、全く心配はしていません。

 個人的な意見ですが、良いモノの魅力を引き出すには、使い慣れていたり、余裕があるということも必要だと思います

 ”壊れたらどうしよう”などとビクビクしながら使うのは、本人も楽しくありませんし、周りからも魅力的に映りませんよね

 そんな考えもあって、できるだけメンテナンスがいらないモノを紹介していますし、自身の経験から気軽に扱えるというということを訴えている訳です。

 話が脱線してしまいましたが、万年筆のメンテナンスについては、それほど気にすることはありません!

使用上の注意点

 これまで、メンテナンスは不要などと、気軽に使うことを勧めてきました。

 そうはいうものの、最後に、最低限の注意点について少しだけ触れたいと思います。

 そういった点に焦点を当てすぎると、手に取るのを過度に躊躇することになってしまうので、本当に必要な3点だけを説明したいと思います。

 とはいっても、それくらい注意するだけで十分だとも考えていますので、心配しないでください!

 まず一つ目は、持ち歩く際はペン先が上になるようにするということです。

 “家だけで使うよ”とか、“持ち運ぶつもりはないよ”、という方は気にしなくてもいいでしょう。

 ペン先を下にして持ち歩くと、すぐにインクが漏れるという訳ではありませんが、インクが漏れるという危険があります。

 それを防ぐため、ペン先が上になるように持ち歩いた方が良いでしょう。

 鞄に入れる場合には、動かないような場所に入れたり、鞄の置き方に気をつけるなどのちょっとした工夫が必要になります。

 二つ目は、書くときは、ボールペンや鉛筆に比べて寝かせて、力を入れずに書くということです。

 初めは加減が分からないかもしれませんし、人それぞれだと思いますので、それらのことに気をつけながら自分なりの方法を見つけていけばいいと思います。

 万年筆は、ボールペンや鉛筆のようにある程度の圧力をかけて紙にこすりつけるのではなく、ペンの中のインクを紙に移していくというイメージでしょうか。

 この試行錯誤をして道具を使いこなすというのが、モノが好きな人にはたまらないと思います

 文具店で試し書きをしたとき、“慣れてますね。いつも使ってるんですか”と店員さんに言われることも何度かありました。

 分かる人にはすぐ分かるんでしょうね

 あるときマニュアル車を運転する機会があり、助手席の方から“すごく上手ですね”と言われたとき、口では“そうかな”などと涼しげに答えましたが、内心はとても嬉しく、誇らしかったことを思い出します。

 なんと言えば良いのか、モノ自体を褒めてもらうのも嬉しいのですが、それを使いこなしている自分を褒めてもらえるのは更に嬉しいのです。

 理解してもらえるかどうかはわかりませんが、万年筆に慣れるというのもそんな感じです!

 最後に3つ目。ペン先を壊さないように気をつけることです。

 ペン先は“万年筆の心臓部”とも言われるように、キャップの取り外しの際にぶつけないように気をつけたり、落とさないように気をつけることです。

 私は子どもに、長く使える良いモノを知ってほしいと思って、使ってもらったり、見せたりしています

 万年筆も書かせるのはちょっと心配だったので、その感触だけでも知ってもらおうと手渡したところ、“ふーん”といいながら、お手玉のようにポンポンと投げ始めました

 そのときには“落とすと悪くなるんだよ”などと言って、返してもらい事なきを得ましたが、知らないということは怖いものだと思ったものです。

 万年筆に限らず、モノの扱い方を知っていて、丁寧に扱えるようになると、お店での対応も親切になります

 頼まなくても店員さんから試し書きを勧められたり、服や鞄などでも試着や触って見たりするのもよく勧められます。

 たとえそれを買うことがなくても、良い経験になるのは間違いありませんし、経験して初めて良さに気づくことも多いものです。

 自分が店員さんの立場になれば当然だといえますよね。

 大切な商品を傷つけられたくありませんし、分かっている人に買ってほしいと思うはずですよね。

 今回は、度々、話が逸れてしまいましたが、万年筆。オススメです。

 是非、試してくださいね。

 それでは、今回はこれで失礼します。

 次回は、ボールペンについて書いていきたいと思います。

 ここまで読んでいただきありがとうございました。

 

 

 

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