筆記具の魅力7(ボールペンの歴史からいろいろと楽しんでみました)

筆記具

 みなさんこんにちは。まるちゃんです。

 今回は、ボールペンの歴史について説明していきたいと思います。

 なんて言うと、“そんなの面白いの?”なんて声も聞こえてきそうですが、改めて考えてみると私自身も新たな発見があり、身近なボールペンへの興味が増していきました。

 そんな経験もありましたので、あえて紹介させてもらいます。

 それでは早速始めます。

ボールペンの歴史

 実用的なボールペンを発明したのは、ユダヤ系ハンガリー人のビーロー・ラースローと言われています。

 ボールペンは、ペン先についている金属製のボールが回転して、軸の中にあるインクを紙につけるという仕組みです。

 ビーローの前にも、ボールペンの仕組みを思いつき製品化した人もいましたが、インク漏れたり、書いたときに大量に出たりしてあまり実用的ではなかったそうです。

 この頃のインクは、万年筆のインクのように粘り気のないものばかりでしたが、ビーローはボールペンに向いた粘度の高いインクを開発し、実用的なボールペンが誕生したそうです。

 それが1946年頃だと言われていますので第二次世界大戦が終了してすぐくらいですね。

 このように世に出たボールペンですが、他の代表的な筆記具の誕生と比べてみると面白いかもしれません。

 現在使われている毛細管現象を利用した万年筆が、ウォーターマン(WATERMAN)の創業者によって作られたのは、1883年頃

 日本でいうと1889年に大日本帝国憲法が発布されたのでその前になりますね。

 また、鉛筆の芯を軸に入れて押し出すことで削る必要がないというシャープペンの特許が出されたのは1822年と言われていますので、それに比べて新しい筆記具といえますね。

 そんな風に誕生したボールペンは、当初は高価でしたが、現在では安く、インク漏れもなく、扱いやすいため、仕事などでは最も使われる筆記具となっています。

 今ではビーローの頃に使われていた油性インクだけでなく、低い筆圧で書ける水性インクのほか、その両方の長所を備えたゲルインクなど多様なものがあり、さらに便利になっています。

更に遡るとボールペンの見方も変わる!?

 インクを使って紙に書くという道具は、紀元前のエジプトまで遡ることができるそうです。

 とがらせた葦の茎に煤(すす)と水でできたインクをつけ、パピルス紙に書いていたとのことで、その道具が遺跡から発見されています。

 その後、より細い線が書ける、羽ペン、金属製のペン先にインクをつけて書くようになり、やがてインクをペンの中にためておける万年筆やボールペンができました

 ちょっとここで断っておきますが、これまで書いてきたことは私が調べたことを基に書いていますが、単なる物好きで、専門家ではないため異論があることを念頭に読んでいただければありがたいと思います。

 ちょっと言い訳がましくなってしまいましたが、このような流れを知って、普段何気なく使っているボールペンを見てみてください。

 ペン先に非常に小さな金属製のボールがついていて、それが回転して文字が書ける。

 葦、羽、金属のペン先と進化してきたペンの歴史を見ると、その方式が画期的に見えてきませんか?

 もちろん現代ではパソコンで文字を打ち込みプリンターで印刷することが多く、手書きする機会も少なくなってきており、筆記具にとって大転換期を迎えています。

 そんな時代ですが、筆記具の長い歴史に思いをはせると、ボールペンに至るまでの歴史やその画期的な仕組みについてとても興味深く思えます

 少し風変わりな考えかもしれませんが、そんな楽しみ方もできるのではないかとも思うのです。

 それでは今回はこれで終了したいと思います。

 ここまでお付き合いいただきありがとうございました。

 

 

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