みなさんこんにちは。まるちゃんです。
今回からボールペンを選ぶときのポイントについて、私なりの考えを書いていきます。
まず初めに軸について触れたいと思いますが、軸は筆記具の多くを占める部分です。
そのため、それがボールペンを選ぶ際の大きな要素となると思います。
軸選びのポイントは目次のとおりです。
それでは早速解説していきます。
素材の良し悪しが大きく影響
皆さんは料理をしますか?
私は食べるのが好きで、結構料理も作ります。
とはいってもそんなに凝ったものは作れないのですが、料理を作る際、良い食材を使うと少し手を加えるだけでとてもおいしい料理が作れてしまうとは思いませんか?
新鮮な魚貝を刺身にして、こだわりの醤油をつける。
イタリアンの気分なら、お気に入りの塩で味付けした肉を、オリーブオイルで焼き、ミルで引いた胡椒とグラインダーで擦ったパルメジャーノ・レッジャーノをかける。
そんな簡単な調理でおいしい料理が完成。
幸せな気分になります。
もちろん料理人がつくったものには及びもつきませんが、普段食べる料理としてはとてもおいしいと思います。
前置きが長くなってしまいましたが、素材の良し悪しは品質に直結するのだと思います。
男の持ち物はシンプルであることが多いので、革、金属など素材の質が、モノの品質を大きく左右すると感じている方も多いのではないでしょうか。
さて、本題のボールペン軸の素材です。
その種類はたくさんありますので、主なものを挙げると、
・エボナイト
・樹脂
・木
・金属
などがあります。
まず、エボナイトですが、これは硬質のゴムです。
昔から筆記具の軸によく使われており、売り場ではたくさん目にすることができます。
私自身は持っていませんが、試し書きした感じですと、へこむというわけではありませんが柔らかい感触で手になじむので、とても持ちやすく、書いていても疲れにくいという感じです。
次に樹脂ですが、レジンを初め様々な種類があります。
一般的に加工しやすく、発色も良いため、様々なメーカーから多くのモノが出ています。
持った感覚も手に優しく、疲れにくいという感じです。
私自身、樹脂製のボールペンは、「アウロラ社」の「オプティマ」というシリーズの青色のものを使っており、そのように感じています。
アウロラは、同社が開発した「アウロロイド」という樹脂を使っているのですが、濃淡の異なる青が混ざり合った大理石のような模様は、一目でとりこになってしまいました。
私は、環境や人に優しい天然素材が好みなのですが、その美しさのあまり購入することにしました。
それから2年ほど経ちますが、今でも見る度に見とれてしまいます。
3つ目の木については、エボナイトや樹脂よりは少ないという感じです。
これについては、改めて説明する必要もないかもしれませんが、自然素材ということもあり、見ても触ってもほっとする感じがします。
嬉しい特徴としては、使っていくうちにツヤが深まっていくので、エイジングを楽しみたい方にはオススメの素材だといえます。
私の使っている万年筆が木製で、「プラチナ社」のセンチュリー3776というシリーズの、ブライヤーという木でできたものです。
これも正確には覚えていませんが5年ほど使っていますが、ツヤが出ていい味を出しています。
ブライヤーというのは、パイプに使われる木でなかなか渋くていいんですよ。
私の使っているものもおすすめですが、「ファーバーカステル社」が作っているものもかなり格好いいと思います。
人によっては木の軸のものは野暮ったいという印象を持っている方もいるかもしれませんが、上のようなものは渋くて格好いいと思いますので、一度見てみてもいいかもしれません。
最後に金属のものですが、一般的にはステンレススチールが多いのではないでしょうか。
そのほか普段使いできるもので言えば、金メッキやスターリングシルバーなどもあります。
金属の軸についても改めて説明することもないかもしれませんが、クールで格好いいという印象でしょう。
一口に金属とはいっても、質や加工によって見栄えは大きく変わってくるというのは、読者の皆さんのご承知のとおりです。
他の素材についても同様のことがいえますが、品質が価格に比例することが多いというのは皆さんも多く経験しているものと思います。
持った感じについて言えば、これまで書いたものに比べると固く、そのためモノによっては書いていて指に負担がかかりやすかったりもします。
ですが、衝撃に強く、多少傷がついてもそれもアジになるとも思いますので、現場仕事などのハードな場面では気にせずに使えますし、オフィスなどで使う際も照明によりとても映えますのでそんな使い方もオススメです。
私は、ステンレススチールの軸のものは、「パーカー」の「ジョッタープレミアム」というモデルのボールペンと、「ソネット」というモデルの多機能ペンを長い間使っています。
また、最近、「ヴァルドマン」というメーカーの「タンゴ」というモデルのボールペンを手に入れました。
このメーカーは、スターリングシルバーの軸を売りにした万年筆とボールペンを作っています。
一度、スターリングシルバーの筆記具を使ってみたいと考えており、購入に至った訳です。
まだ評価するには早すぎるのですが、ステンレススチールとは違った銀独特の光沢が綺麗だと思います。
銀は使い込むうちにアジが出てきますので、大切に使ってどのように変化するのか楽しみにしています。
デザインは使うシーンに合わせて選ぶのも楽しみ
軸のデザインは、素材とともに、そのボールペンを使うシーンを考えて選ぶのがよいと思います。
家で日記を綴り、アイデアを書き出すときには、自分の感性の赴くまま、他人の目を気にせずに派手なものを選ぶのもよいでしょう。
仕事で使う場合には、スーツ、ネクタイ、革靴、鞄などを選ぶように、使う場面や服装に合わせるのもよいと思います。
ビジネスでは一般的には、黒やシルバーなどの落ちついた色の控えめな装飾のものがよいと言われますが、小物という利点を活かして、自分の趣味嗜好に従って選ぶのもありだと個人的には思います。
ボールペンは、実用品でもありますが、アクセサリー的な要素もありますよね。
アクセサリー感覚で選ぶというのもよいかもしれません。
実際に書いてみることがオススメ。試して分かることもあります!
“書きやすさってたくさん試してみればいいんでしょ”という声が聞こえそうですが、確かにそのとおり。
実際に書いてみることを強くオススメします。
というのも、私個人の体験から皆さんに試してほしいことがあるんです。
それは、太軸や細軸それぞれを試してみてほしいということです。
持ちやすさは素材やデザインの違いで大きく違うのですが、軸の太さによってもかなり違ってくるということを実感したからです。
私がアウロラのボールペンを購入する前にいろいろ検討していたときの話です。
そのときには細軸のスタイリッシュなフォルムのものがほしく、細軸ばかりを試し書きしていました。
そのとき、アウロラの美しさを知り、太めの軸だと思いながらも試し書きをしてみました。
するとそれまでの細軸のものとは全く違ってとても手になじみ書きやすく疲れにくいということに気づいたのです。
それを実感してから、いくつか太軸のものを試してみましたが、同じように書きやすく疲れにくいと思ったのです。
洋服も自分では選ばないものを店員さんに勧められて試着してみると意外と似合ったりすることってありませんか?
そんな感じで、異なった太さの軸のものを試してみると意外としっくりくると思います。
今回はこれで終了したいと思います。
これまでお付き合いいただきありがとうございました。
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