みなさんこんにちは。まるちゃんです。
これまで、いわゆる“高級”といわれるような、万年筆、ボールペン、シャープペンの選び方について解説してきました。
今回は、それらの筆記具のメンテナンスについて書いていきたいと思います。
そんな風に言うと“メンテナンスって面倒臭そう”、“雑誌やネットを見たけどいろいろ書いてあって大変じゃないの”などという声が聞こえてきそうです。
私も高級筆記具を使ってみるまではそんな風に感じていましたが、実際に使い続けてみるとメンテナンスについては全く心配することはありませんでしたので、自分の経験を基に最低限のメンテナンスについて挙げていきたいと思います。
万年筆はたまに使うだけ、ボールペンとシャープペンは特に必要なし!
じっくり考え、大切なお金を払って手に入れた大切な高級筆記具。故障なく長いこと使いたいものですよね。
そんなモノを選ぶのは、財布にも環境にも優しい、エコでサステナブルな選択だと思います。
とはいえ、これから高級筆記具を使ってみようと考えている方にとっては、そのメンテナンスや実際長く使えるかという点が気になることでしょう。
その疑問を解消するため、10年以上、高級筆記具を普段使いしてきた私の経験をもとに、“とりあえずこれだけやれば問題はない”というメンテナンス方法について話していきたいと思います。
結論としては、
- 万年筆はたまに使うだけ
- ボールペンとシャープペンはメンテナンスは必要なし
となります。
万年筆については、以前にも書いたように、しばらく使わないでいると中でインク出なくなるので、週1・2回ほど使うと良いでしょう。
とはいっても、インクが出なくなってもペン先を紙の上で滑らすことで再びインクが出てくるようになりますので特に問題はありません。
ずっと放っておくとインクが固まってしまうので、時々は使いましょうというくらいの意味合いです。
万が一、インクが固まってしまっても水に浸せばインクは綺麗にとれますし、乾かした後、再びインクを入れれば問題ありません。
ちょっと話は逸れますが、同じインクを使うのであれば、その都度洗ったりすることもなく、そのままインクを吸入したり、カートリッジを変えたりするだけです。
インクの種類を変える時には、ペン先を水で洗って乾燥させてから別のインクを入れる作業が必要になります。
次にボールペンとシャープペンのメンテナンスですが、全く必要ありません。
芯を替えるのも取り替えるだけですし、ボールペンのインクが入ったリフィルも何年経っても使うことができます。
以上が私の経験を基にした、高級筆記具のメンテナンスについての意見です。
もちろん、モノが好きな方は“メンテナンスも楽しみのうちだよ”という考えを持っている方も多数いることは承知しています。
私もその考えに近いものがありますが、一方、“高級筆記具を試してみたいけど不安”という方に向けて、“全然ハードルは高くない”ということを分かってもらいたいという趣旨で説明してきました。(もちろん、手に入れた方には更にこだわりの世界が待っていることも保証します!)
その第一歩として、次に挙げるポイントを紹介したいと思います。
拭くだけで見違えるほど魅力的に!素材別のオススメ方法
バイク好きな知人は“金属パーツをピカピカに磨くと見違えるほどバイクが格好良くなるんだよね”と言います。
私自身バイクには乗らないのですが、確かにそのとおりだと思います。
金属など輝く素材は曇りや指紋を拭き取りピカピカに輝かせ、木や革は適度な油分を含ませつつホコリがないように拭くということで、素材ごとの魅力を引き出すことができるのではないでしょうか。
革と金属で作られた鞄など、鈍く味のある革の中に、ほんの少しの金属パーツの輝きがアクセントとなっていると感じることがあります。
そんな考えの私が、高級筆記具の魅力を更にアップさせる方法について述べていきたいと思います。
大風呂敷を広げてみましたが、その内容はたいしたことはありません。
“素材に適した布で拭く”というだけ。
その方法は次の2通りです。
まず、金属やレジンなど、油分、ホコリを拭って、ピカピカに輝かせたいもの。
使用するものは、リネンの古布かマイクロファイバークロスです。
リネンの古布は適宜洗濯し、マイクロファイバークロスは適宜新しいものに取り替えましょう。
取り替えの目安は、拭いていて油分が綺麗にとれなくなったときです。
次に、木や革など、適度な油分を保ちつつ、輝かせたいもの。
これらの素材は、綿の古布で拭くと良いでしょう。
油分を拭き取るわけではないため、洗ったり、取り替えたりする必要もなく、気が向いたときに新しいものにすれば十分だと思います。
すぐに効果を実感することができるのが、金属やレジンなどで、拭いたあとすぐに“こんなに格好良かったんだ”と毎回感動することができます。
一方、木や革は、拭いたすぐ後も綺麗になったことがわかるのですが、改めて言うまでもありませんが年月を経ることでそのエイジングを楽しむことができるものです。
余裕があるときには、手軽にできる、拭くという一手間をかけてみるのがオススメです。
それでは今回はこれで失礼します。
ここまでお付き合いいただきありがとうございました。
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