高級ボールペンの紹介(アウロラ・オプティマ(AURORA・OPTIMA)編)

筆記具

 みなさんこんにちは。まるちゃんです。

 今回は、イタリアの筆記具メーカー「アウロラ(AURORA)」の「オプティマ(OPTIMA)」というモデルのボールペンを紹介をしたいと思います。

 私自身2年以上使用しており、今でも見るたびに見とれてしまうほど美しく、筆記具としての使い心地もよいので紹介したいと思います。

 そんな私なので、良い面ばかりになるかもしれませんが、みなさんの参考になればと思い紹介していきます。

私の使っているアウロラのボールペン

 私が使っているアウロラ(AURORA)のボールペンは、オプティマというモデルの青色。

 金具は金色のものです。

 このボールペンに、純正の青色、太さはMのリフィル(替え芯)入れて使っています。

 使用方法は、プライベートではB6の手帳に日記をつけたり、A4のレポート用紙にアイディアを書き出したり、仕事ではデスクワークの際にメモしたりするのに使っています。

 それでは、その魅力を具体的に紹介していきたいと思います。

“アウロラ社の歴史は、イタリアの筆記具の歴史”

 アウロラ社は、1919年、イタリアのトリノで創業したイタリア最初の万年筆メーカーです。

 「アウロラ(AURORA)」は、「黎明」という意味で、筆記具業界の黎明を目指して名付けられたそうです。

 “アウロラ社の歴史は、イタリアのペンの歴史”と言われ、世界中の筆記具に影響を与えたとも言われています。

 現在の万年筆の仕組みは、ウォーターマン社の創業者1883年頃に作られたと言われていますので、世界的には早いというほどではないかもしれませんが、そのデザイン、機能などが与えた影響はとても大きいと言われています。

まるで宝石。美しすぎる素材

 “宝石だなんて大げさな”なんて声も聞こえてきそうですが、アウロラ社が開発した「アウロロイド」という樹脂でできたマーブル模様の軸を見れば納得してもらえるはず。

 アウロラの「オプティマ」は、レジン製の黒色もありますが、やはり目を引くのはアウロロイドのものでしょう。

 濃い色から薄い色の何色もの同系色の色が織りなす模様と、その発色の良さは、まさに宝石や大理石のようで多くの人が美しいと感じるのではないでしょうか。

 この宝石のような素材に、金色または銀色の金属パーツが良いアクセントとなっています。(ちなみに私は金色のものです)

 カラーバリエーションとしては、緑、赤、オレンジやまさに大理石のような白と黒のものもあり、どれも魅力的で、どれにしようか迷ってしまいます。

 アウロロイドは、長方形のブロックを棒状にして中をくりぬくなどの工程を経て作られます。

 その模様は1本1本異なるので、自分だけの1本になるというのも所有する楽しみの一つでしょう。

 また、アウロラ社は、限定品も作っていて人気なのですが、その目的が職人の育成のためということで、良いものを未来に引き継ごうとする心意気にも惹かれますね。 

見た目だけじゃない。抜群の書き心地

 “見た目が良いのは分かったけど、肝心の書き心地はどうなの?”、“実用品なんだからそこが重要じゃないの?”という声に回答します。

 率直に言って、とても書きやすいです。

 太めの軸は持ちやすく、長い間筆記していても全く疲れることがありません。

 アウロロイドは光沢があるため、滑るかと思いきや全くそんなことはなく、手に伝わる感触も柔らかで優しいといえます。

 もちろん人それぞれ手の大きさや持ち方が違いますので、全員にフィットするとは言い切れませんので、実際に試し書きしてみることをオススメします。 

普段使いでも不具合はなし、メンテナンスも不要

 私も使ってみる前に心配だったことがあります。

 それは、“耐久性はどうなのか?”ということ。

 外国製のモノは、例えば輸入車の場合を例に挙げると、定期的な部品交換やメンテナンスが必要だったり、そもそも頻繁に壊れることが前提で維持費を出すことができる財力が所有する条件だったりするものもありますよね。

 そこまで高価でなくても、袖が手縫いになっているシャツなどは洗濯などに気を遣う必要があったりもします。

 そこで今回のテーマである、アウロラのボールペンですが、2年以上に渡って普段使いしていて、メンテナンスもしていませんが、全く問題ありません

 結論は以上で終了なのですが、みなさんの参考になればと思い私の経験を一つ紹介しておきたいと思います。

 オプティマは軸を回して芯を出し入れするツイスト式(回転式)なのですが、リフィル(替え芯)を交換するときには芯を出し入れするとき以上に回転させて軸を分離させます。

 そしてリフィルを交換して、再度軸を回して完了するんですが、その後に芯を出し入れしようとするとうまく動かないことがあるんです。

 そんなときは再び軸を回して外し、改めてはめ直せばいいのですが、当時はとても焦った覚えがあります。

 知っている人にとっては、何とも思わないのでしょうが、当時の私にとっては一大事だったわけです。

 そんな経験を積み重ねて、物事に動じない頼りになる大人になっていくのかもしれませんね。 

賛否両論の「雨だれクリップ」「グレカ・パターン」も魅力です!

 さて、オプティマの特徴としては、先ほど述べたアウロロイドの軸のほかに、「ジュエリークリップ」と呼ばれる先端に玉のついた、いわゆる「雨だれクリップ」と、軸の真ん中にある金属部分に「グレカ・パターン」と呼ばれる模様があります。

 初めに「ジュエリークリップ」ですが、他のメーカーの万年筆やボールペンにも使われている形ですが、一般的な印象として、レトロ感があるというのか、年配好みという印象があるようです。

 確かに他のメーカーのものはそんな印象を与えるとも思いますが、オプティマのクリップはそんな印象は全くなく、むしろ時代を超越したデザイン上の良いアクセントになっているという不思議な形状だと思います。

 言葉では言い表すことができないので、一度見ていただければ納得いくと思います。

 次に「グレカ・パターン」についてですが、一見するとラーメンどんぶりに付いている渦巻き模様(中国で魔除けになるといわれていた雷に由来する「雷紋」(らいもん)と言うそうです)に似ています。

 ラーメンどんぶりに罪はありませんが、なんとなく敬遠してしまう気持ちは分かるのではないでしょうか。

 しかし「グレカ・パターン」は、古代ローマとか古代ギリシャの模様が起源で、「雷紋」とは別のルーツを持っているんです。

 当時、イタリア半島にはギリシャ人を初め様々な民族が住んでいたので、どちらが起源ということは言えないのかもしれませんね。

 とはいえ、そんなルーツを知ると「グレカ・パターン」の見方も変わるかもしれませんね。

 以上でアウロラのオプティマのボールペンの紹介を終わります。

 見てよし、使ってよしのオススメのボールペンです。

 みなさんの日常を豊かにすること間違いなしの逸品ですので、是非店頭で実物を見て、試してみてください。

 それでは失礼します。 

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