こんにちは。まるちゃんです。
今回も引き続き、普段着としてのジャケパンの魅力について紹介していきたいと思います。
ジャケット、シャツ、パンツ、革靴というシンプルな構成の奥深さ
ジャケット、シャツ、パンツ、革靴というパーツで構成されるジャケパンは、パーツが決まっているからこそ、それを学ぶことで、着実に知識、経験を深めていくことができると感じています。
そして、スーツにルーツを持つジャケパンは、長い歴史があり、今後もすぐに廃れるということは考えにくいので、学んだ知識や経験は、一生役に立ちます。
まさに“生涯の趣味”になり得るのではないでしょうか。
また、一方で人間の関心は移ろいやすいものです。
興味が薄れたときには、何も考えずにそれまで着ていたものを着れば、それまでの知識、経験に応じたスタイルを保てますし、更に向上したければ、手間と時間とお金をかけてレベルアップすることもできるわけです。
定番のスタイルだからこそ、それまで培った経験や知識が無駄にならずに積み重なっていきますので、多少の流行はありますが、年齢を重ねるにつれてレベルアップしていくでしょう。
趣味は、自分がやりたいことをやりたいときにやるというものですので、気が向いたら満足するまでこだわる、興味がなくなったらやらなくてもよい、という要素は重要だと思います。
“積み重ねた知識、経験が一生役に立つし、生涯の趣味になるというのはわかったけど、具体的に何にこだわればいいの?”という疑問が湧いてくるのではないでしょうか。
人それぞれだとは思いますが、一般的には、次のようなものが挙げられるではないでしょうか。
・ 素材
・ 色
・ 柄
・ ディテール
・ サイズ
・ ブランド
前回触れましたが、ジャケパンはスーツに比べると、サイズを除いてはかなりの選択肢があるんです。
素材について言えば、スーツではほとんどがウールだと思いますが、ジャケパンなら、コットン、リネンやいくつかの素材を組みあわせたものなどがあります。
シャツなら、コットンが多いと思いますが、リネンやそれらを組み合わせたものもありますし、革靴ならスウェードや型押しなどの革も、スーツには合わなくてもジャケパンなら相性が良いものです。
色や柄について言えば、スーツでは色はネイビー、グレーがほとんどで、柄は無地かストライプ、格子柄が定番でしょうか。
ジャケパンならそれが、数え切れないほどの種類が選択肢になりますよね。
あとは、ブランドですが、スーツやジャケパンに関連するアイテムには、長い歴史と世界のエグゼクティブなど上流の顧客が好んで求めるブランドがたくさんあります。
そのようなブランドの作るモノは、上質な素材を使い、熟練の職人が脈々と受け継がれ洗練されたモノです。
値段も確かに高価ですが、無理のない範囲で、歴史や世界的に認められた価値を体感するというのも良い経験になると思います。
天然素材が豊富というのも魅力
スーツやジャケパンに使われる素材は、天然素材が豊富というのも嬉しいところです。
多少、手入れの手間がかかるものの、天然素材が持つ美しさというのは人工的な素材と一線を画すものだ、と感じています。
環境にも体にも優しく、きちんと手入れをすれば長く使えるという点も嬉しいですし、風合いも出てくるというというのも所有欲を満たしますよね。
また、昨今のエコ、サステナブルを重視する風潮にも合致していますね。
人工素材は機能的で手入れも簡単という利点があるので、それを重視して取り入れるというのもアリだと思います。
とはいえ私としては、人工素材は一部取り入れるもので、天然素材が基本だと考えています。
これは私の好みといえばそれまでですが、長い歴史があり、現在でも好む人が多いというのは、それなりの魅力があるからだと思います。
それは、美しさの点でも、メンテナンスをすれば長く使えるためエコ、サステナブルであり、長く使うことで劣化するのではなく味が出てくるという、所有していなければ得られない楽しみがあります。
あらゆる趣味をみてみるとわかるように、知識や経験が増えるほど、違いがわかるようになり、奥深いものだと気づくというのは皆さんも経験しているのではないでしょうか。
また、その趣味に関連することについて知りたくなるというのも、よくあることです。
例えば、ウイスキーが好きな人であれば、製法や産地、それぞれの味の違いなどに自然と興味を覚えるでしょうし、クルマやバイクが好きな人であれば、一目見ただけでわずかな違いから年式を言い当てたり、それぞれの特徴を語り続けられる人も多いのではないでしょうか。
ジャケパンの場合は、素材や仕立ての良し悪しなどはもちろんのこと、例えばウールに関して言えば、品質を維持するために羊に農薬をかけるなどしていることを知ることになりますし、その飼育方法について知ることにもなります。
コットンについても、農薬が使われています。
これらのことが、良い悪いということは一概には言えないとは思いますが、これらのことを知ることで、考えるきっかけになり、大人らしい深い見識につながると思います。
私としては、難しい問題なのでうまくバランスをとっていくことが大切なのだと思っています。
“なんか無難で面白くないなあ”と感じてしまいますが、若いときには自分も極端な考えをしていたのですが、年を重ね知識や考えを重ねるにつれて、現在では“中庸が一番”という考えに至っています。
もちろん、私などはたいした知識、経験を持ち合わせていないことは自覚していますが、若い頃に比べると随分レベルアップしたのではないかと感じています。
なんだか暗い内容になってしまいましたが、“ジャケパンという楽しい趣味を楽しんでいると、社会問題についての見識も深まっていく”という効果も実感しているので、大人の趣味としてオススメということです。
というわけで、様々な魅力があふれるカジュアルなジャケパンについて紹介してきました。
次回も楽しみにしてください。
それではここまでお付き合いいただきありがとうございました。
コメント