冬にもリネン製の寝具カバーがオススメ ~体験に基づき使い方と注意点を解説~

リネン

 こんにちは。まるちゃんです。

 先回、リネン製の寝具カバーが冬にも最適な理由を説明しましたが、今回は私の経験に基づいて、具体的な使い方と注意点を紹介していきたいと思います。

 “リネン製の寝具カバーがいいというのはわかったけど、暖かく使うにはどうすればいいの?”“リネン製品は使ったことがないんだけど、洗濯はどうすればいいの?”という、疑問に答えていきます。

 これを読めば、あなたもリネン製品の取り扱いが簡単とわかり、その保温効果を十分に体験できると思います。

リネン+毛布で抜群の保温効果を発揮

 “リネンの寝具を使ってみたいけど何を揃えればいいの?”という方。

 用意するリネン製品は、

  1. 敷き布団のシーツ
  2. 掛け布団のカバー
  3. 枕カバー

です。

 使い方はとても簡単。

 敷き布団のシーツ+掛け布団のカバー+掛け布団の上に、毛布を掛ける

 これで、十分です。 

 私は、更に毛布の上にリネンのブランケットをかけて、その触り心地を楽しんでいますが、なくても問題ありません。

 布団に潜り込んですぐはひんやりとしていますが、次第に暖まってくるのを実感できます。

 いったん暖まってしまえば、その保温効果は抜群

 リネンの繊維にあるストロー状の空洞にため込んだ空気が暖まり、それを毛布が閉じ込めているんですね。

 理屈がわかると、モノの見方が変わってくるものです。

 自分を取り囲むリネン製品が暖まってくるのも、理屈がわかるとなんだか楽しくなってくるのは、モノが好きな方には分かるのではないでしょうか。

 寒がりの私ですが、リネンの肌触りが好きなので、冬でも半ズボンで寝ています

 暖房も使っていないのですが、とても暖かく、朝起きたときには全身ホカホカの状態で、起きた後、長ズボンに履き替えるのもまったく問題ありません。

 一つ注意点を挙げるなら、暖かい空気を逃がさないように気をつけることくらいでしょうか。

 電気もガスも使わず、自らの体温のみで暖まる。

 経済的にも、環境にも優しい方法ですよね。

洗濯機に放り込んで、後は干すだけ。取り扱いはとても簡単!

 リネンの洗濯は、とても簡単。

 その方法は、次の4点です。

  1. 洗剤を入れて洗濯機に投入。しわを伸ばして干す
  2. 乾燥機と漂白剤はNG
  3. アイロンは特に不要

1.洗剤を入れて洗濯機に投入。しわを伸ばして干す

 リネンは、繊維にペクチンという成分が含まれており中まで汚れが入り込まないので、簡単に汚れがとれます。

 また、水分を含んだ繊維は縮むので、洗濯機でラフに洗っても全く問題ありません。

 洗濯機で脱水までして、水分が少なくなったところで、布を引っ張ってある程度、しわを伸ばしたら、室内でも屋外でもいいので干しましょう

 布の厚みや天候などにもよりますが、冬場でも2~3時間もあれば、乾いてしまいます。

 乾きやすさもリネンの特徴なんです。

 特に枕カバーは、顔や髪に直接触れるものなので、こまめに洗いたいものですよね。

 リネンなら乾きやすいので、曇りが多い冬場でも気軽に洗濯できるというのは嬉しいものです。

2.乾燥機と漂白剤はNG

 コットンなど他の素材でも同じですが、リネンについても乾燥機や漂白剤は、風合いを損ない、生地を傷めるので使わないほうが無難です。

 また、蛍光剤入りの洗剤も、生地の風合いを損なうため、使わない方が良いといわれています。

 私自身も、ベッドリネンの洗濯は、洗い、すすぎ、脱水を洗濯機で行い、しわをのばして干しています。

 月に数回ほど洗濯をしており、1年くらい使い続けているんですが、白のリネンも綺麗なまま使うことができています。

3 アイロンは特に不要

 リネンの魅力の一つは、生地の風合いにあります。

 しわを伸ばして干したら、そのまま使うだけでリネンらしいナチュラルな雰囲気を楽しむことができます

 ホテル気分を味わいたいときや、お客さんに泊まってもらうときには、アイロンをかけてピシッとさせても格好いいのかもしれませんね。

 アイロンをかけるときは、霧吹きで水をかけて、高温のアイロンをかければ凜とした雰囲気になります。 

縮むことを前提にサイズを選ぼう

 ベッドリネンを選ぶ際には、持っている枕やマットレスなどの大きさに合ったものを選ぶことが必要になってきます。

 そのときに頭に入れておきたいのは、リネン製品は縮むものだということ。

 具体的には、洗っていない状態のものであれば、3~5%ほど縮むといわれておりますので、1メートルのものは93センチから95センチくらいになるイメージです。

 丁度、ノンウォッシュのジーンズを洗っていくと縮んでいくようなものでしょうか。

ナチュラルカラーは、産地や生産時期により微妙な色の違いも

 ベッドリネンを選ぶときには、様々な色や柄があるので、大いに迷うことかと思います。

 そのときの選択肢で外せないのは、染色していないナチュラルカラーではないでしょうか。

 いわゆる「亜麻色」と呼ばれる色で、ベージュ色のような感じです。

 この色のリネンは、先ほど述べたように色をつけていないのですが、その色は産地や、収穫した時期、そして年によって異なるんです。

 私も枕カバーと掛け布団カバーは、ナチュラルカラーで、同じブランドで購入したのですが、かなり違う色合いなんです。

 自然のものなので、それも楽しいと思うのですが、色味を揃えたい方やこだわりのある方は、実店舗で実物を見て購入するということも考慮してもよいかもしれません。

 革製の鞄や靴などは、茶系は特に顕著ですが、一点一点、色味が違うということを経験した方もあるのではないでしょうか。

 赤みが強いものや黄味が強いものなど、比べてみると一見して違いが分かりますし、色によって印象もかなり異なるでしょう。

 身につけるものなら、自分の服や肌の色、キャラクターなどに合ったモノを選択する必要があると思います。

 一方、寝室で使うものであれば、もちろん家の雰囲気に合わせるということも楽しみではありますが、自然の紡ぎ出す色合いを楽しみたいという気持ちのほうが大きいので、私はあまり気にしていません。

 皆さんはどのような考えでしょうか?

 人それぞれ、いろいろな考えがあるほうが楽しいですよね。

丈夫で長持ち。エコでサステナブルな自然の恵みに感謝

 リネンは、洗濯にも強く、汚れも落ちやすく清潔に使うことができ、一年中使える優れもの。

 また、人類最古の繊維と呼ばれるほど、古くから使われ、その美しさは英国王室や一流ホテルで使われるほど認められています。

 リネンの元となるフラックスは、虫に強く、農薬も不要なので、環境への負荷が少ない植物です。

 長い歴史に裏打ちされ、人にも環境にも優しく、丈夫で長持ちするリネンという自然の恵みを、寝室に取り入れ、エコでサステナブルな生活を実体験するというのはいかがでしょうか

 それでは今回はこれで失礼します。

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